一般社団法人 日本デザイン書道作家協会

岡本光平氏 「やさしい篆刻講座 -自分のオリジナル印を彫ろう-」

2009年2月14日(土) 福岡・福岡県農民会館
  • 篆刻セット岡本氏
  •  当協会では初めての企画になる篆刻教室が福岡で開催され、多くの受講者が参加しました。
  •  書作品に雅印はなくてはならないものであり、作品の一部としてアクセントの役割をもつ重要なものです。整った綺麗な印は普通ですが、個性的な書には個性的な印が似合うものです。篆刻は難しく敷居が高いという先入観がありますが、自分でデザインをアレンジして造る篆刻の楽しさに、参加者はアイデア溢れる作品造りに熱心に取り組んでいました。
  •  本来、篆刻は「中国の古代文字」篆書という書体を印材に刻ることから生まれた呼称であり、日常実用の「印判」とは区別されます。現在では、篆書以前の古文、隷、楷、行、草、かな、ローマ字などさまざまな書体が彫られており、篆刻は印を彫ることの代名詞となっています。
  •  印は古来、金属・玉・牙(牙歯)など硬度の高い材料を用いたので、すべて専門の職人にしか刻ることができませんでしたが、今では軟らかい石材の使用により、誰もが趣味として学べるようになりました。そして現在では日展にも出品され、独立した芸術として認められています。
  •  彫り方の種類は、文字の部分を彫り他は残した場合、押すと文字が白く出る「白文(はくぶん)」、文字と輪郭を残し他を削り取り、押すと文字が赤く出る「朱文(しゅぶん)」があります。
  • ●まず、印材の表面をサンドペーパー(水ペーパー)で 磨き、印面を水平に整えます。
  • ●印材のカタチに合わせて、彫りたい文字を仮名 用の薄い半紙にデザインしていきます。それを裏 返せば逆字がわかるので便利です。
  • ●印面に朱墨を塗り、印面に筆で逆字を墨書きし ていきます。
  • ●印材を固定するために印床というものを活用 し、印刀(専用の刀)を使って彫っていきますが印 も線が大切です。
  • ●彫上がったらブラシなどで石粉を取り払い、印泥 にしっかり着けて試し押しをします。
  •  岡本氏は、このような過程を詳しく紹介しながら、大勢の受講者ひとりひとりの作品をチェック。下段の雅印は初めてとは思えない受講者の作品…。なのだが、岡本氏のプチ整形でバージョンアップされご覧のように、個性的な作品に仕上がった。
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