この展示会は、東日本大震災の被災者に向けた協会の復興応援事業として東京・銀座を皮切りに、福島・郡山、南相馬、宮城・仙台の四カ所を来年一月にかけて巡回するものです。
展示会開催向けては、郡山市、南相馬市教育委員会、仙台市教育委員会、地元マスコミの福島民報社、福島民友新聞社、河北新報社、そして、株式会社あかしや様、株式会社墨運堂様、株式会社ならや本舗様、株式会社天来書院様、そして株式会社アートバンク様にご後援をいただきました。
また、ポスターのデザインは当協会のアドバイザー美登英利氏に依頼し、グリーンを基調に優しく和やかなデザインと、素朴でメッセージ性のあるタイトル文字に仕上げていただきました。
銀座展のご報告
2015年7月1日(水)〜12日(日)までの期間、東京・銀座のタチカワブラインド銀座スペース「オッテ」において開催されました。
会場には協会員の有志50名による応援の言葉をつづった作品100点が並んでいます。「だいじょうぶ」「ひとりじゃないよ」「これからもずーっと届けるよ」など、各会員の伝えたい思いが感性豊かな書風で書かれています。
銀座展の会場になったタチカワブラインド銀座スペース「オッテ」は、銀座通りに面し、タチカワブラインドショールームの地下1階にあります。
11日間の会期中は、梅雨時期でもあり、すっきりしない天候が続いていましたが、協会HPをご覧になった方をはじめ、掲載された読売新聞の記事をご覧になった方もお越しいただき、じっくりとご覧になる様子がありました。
郡山展のご報告
2015年8月13日(木)〜16日(日)までの4日間、福島県郡山市にある、郡山ビッグアイ市民ふれあいプラザ展示室で開催されました。
郡山ビッグアイは、郡山駅前に立つ地上24階の県内では最も高いビルで、21世紀の郡山の新しい顔として造られました。このビルにはショッピングゾーン、市民サービスセンターの他に、高等学校や郡山市ふれあい科学館があります。
震災時、郡山市では震度6弱を観測。郡山市にある「ビッグパレットふくしま」には、福島県最大の収容避難所が設けられていましたが、今でも郡山市には多くの原発避難者が身を寄せています。そんな中、復興へ向けた街づくり、農作物をはじめとした風評被害の払拭に全力で取り組んでいます。
会期中には、後援をいただいた福島民報社がカラー写真を載せた半2段の記事を掲載し、その記事を見て来場した方々が鑑賞している様子がありました。中には、作品を一点一点じっくりと一時間かけてご覧になり、筆使いや色づかいなどを質問され楽しまれた様子でした。