ごあいさつ
「デザイン書」を通して新しい文化を創造
- JDCA(社)日本デザイン書道作家協会は、書の持つ魅力を広告・デザインの世界で普及促進し、書の可能性を追求している作家集団です。書は、日本の文化発展の礎となってきましたが、近年その価値が広告・デザインという業界を通して、新たな価値を生むようになりました。それを私たちは「デザイン書道」という新しい分野と位置付けました。それは今や、グラフィックデザインの世界にとどまらず、映像やファッション、インテリアや景観サインなど、幅広い分野に及んでいます。
- 1988年、商業書道作家協会として設立した協会は、2008年創立20周年を機に「日本デザイン書道作家協会」と改名、さらに多様化する役割や使命に応えるため、2011年4月一般社団法人「日本デザイン書道作家協会」として新たな道を歩み始めました。
- 現代社会は、産業の発達と情報通信の革命的発展により、かつて人類が直面したことのない速度で進化と多様化を続けています。広告、デザイン、そして印刷、さらには映像やインターネットの分野においても、デジタル技術により、高速化、高度化され、大量の情報が瞬時に世界を駆け巡ります。こうした高度情報化社会において、その情報を新たな情報として加工し、創り出すクリエイターとしての、デザイン書道家、書道デザイナーの役割は、ますます重要になってきます。
- どんなに時代が変わろうとも、作家自らの手で表現される書は、デジタルにはない温もりで人々の感性を刺激し、相手の心に届く表現方法として、人と人を結ぶコミュニケーションの分野で、より輝きを増していくことでしょう。
- 先人が築いてきた歴史や伝統文化を尊び、より本質的なもの、本物を指向してこそ、新たなデザイン書道という文化を構築することが可能です。そのためには、JDCAの会員一人ひとりが「質の向上」を目指し研鑽を重ね、「デザイン書」という、表現手段を駆使して、日本の新しい文化創造の一端を担うという社会的使命を自覚し、その道を切り拓いていきたいと思います。
- 一般社団法人日本デザイン書道作家協会
- 理事長 靍田 啓二